代表の粕井です。
「固有の用」が何なのか、最近よく考えるキーワードです。

「固有の用」、すなわち「世に生を受けた意味」だと私は理解しています。
人はそれぞれに生まれてきた理由が必ずあり、その仕事を与えられた理由がある。
「天命」、「天職」といった言葉と近い意味があるのではないかと思います。

なぜこのような事を考えるようになったかと言うと、
所属させていただいている団体「盛和塾＜大阪＞」の合宿研修会で
1日目の総合司会という大役を任せていただける事になったからです。

司会をさせていただくきっかけは、司会の募集がかかった時に
間髪入れずに私が手を挙げた事でした。
私はあれこれ考えずにまず行動することが
成長の機会を広げると考えています。

今回も例外なく自分の行動哲学で立候補したのですが、
後々になって気づきました。

「総合司会って、めっちゃ責任重大やん」

そもそも司会自体初めてやん・・・
立候補する時に気づけよって感じですが（笑）
学生時代には少しやった事はありますが、
今回は400名以上の経営者の方が相手です。
しかも一日通じて。。

そこで、「司会とは何ぞや」というところから考えてみたんです。
出した答えが、司会というのは、プログラムを円滑に進める為の歯車の一つ、
黒子に徹して講演等をする方を引き立てる事が役割なのではないか。という事でした。

それを、先輩塾生の方の前で言ったのですが、
返された言葉が衝撃的でした。
「それやったら、プロの司会者でええやん。
おまえがやる事の意味、なぜこの機会を与えられたのかを真剣に考えてみ」

ガーンと頭を打たれました。
私だからこそできる司会があるはずだ。
プロにもできない、粕井だからこそ皆さんに提供できる価値があるはずだ。

これは仕事にも完全に当てはまる事だと思います。
私にしかできない仕事は何か、天創堂にしかできない仕事は何か、
私だからこそ提供できる価値は何か、天創堂だからこそ喜んでいただけるサービスは何か・・
それが、この世に私も会社も存在する意味だと思いますし、
いわゆる「固有の用」なのだと思います。
（世間ではこれを差別化といった風に呼ぶかもしれません）

とにもかくにも、司会は明日です。
とにかく元気に明るく！
そして、失敗を恐れず自分の意見もバンバン言う
司会らしくない司会をやってみたいと思います！